待つことの意味

エベレストやヒマラヤ山脈、ほかの山々でもそうだと思いますが、天候が荒れていると、数日から数週間、足止めを食らうことがあるそうです。

食料や滞在費の都合もあるし、できるなら早くアタックしたい。

でも、雨や雪はもちろん、風が強かったり、霧が出ているだけでも、登山の危険は晴天時の何倍にもなります。

そうなると、できることはただ待つのみ。

海でもそうです。

どんなに漁をしたいと思っても、海が荒れていたら船は出せません。

無理をして漁に出れば、想像を超えるような荒波に船ごと呑まれてしまうかもしれません。

人が望むもの得るには、待つこと、耐えることが必要です。

当然、その時を待つというのは、時間はかかります。
人間の都合通りにはいきません。
山には山の、海には海の都合があり、その都合で雨が降ったり、風が吹いたりするのです。

人の力で自由にできることなど、実はほんの一握りのこと。

そして、待つということは、動きが止まっているようにイメージされるかもしれません。

待つということは、同時に、『その間に何をするか』『どう準備するか』ということがあわせて求められます。

その時にがきたら、慌てることがないように、準備不足がないように、しっかりと備えをしたうえで『時を待つ』のです。

『待つことを知る者は、望むものを得る』のことわざの真意はここにあると思います。