日本人は根性とか、死ぬ気でやるとか、なんか精神論的な話が多いですよね。
でも、物事にはタイミングとか、頃合いを見てやるべき部分もあって、そういうものには、たいてい「波」ってあるんですよ。
上がっている波と、下がってる波。
株とかの相場もそうだし、景気もそうだし、バイオリズムも波ですよね。
バイオリズムは、占いとか迷信ではなくて、生命の波長、生体リズムとして生物の身体に備わっています。
たとえば、朝目覚めたときと夜眠るとき、24時間の中でそのリズムが波を作っている。
そして、人生にも波があります。
上向き調子のときと、そうでないとき。
「なんで自分はこんなに不幸なんだろう」とか、「やることなすことうまくいかないんだろう」とか思うことってありませんか?
そういうときは次のようにイメージしてください。
あなたは下りのエスカレーターに乗っています。
向かい側には、上りのエスカレーターに乗っている人がいます。
あなたから見たら、向かいのエスカレーターに乗っている人は、みんな上に上がっているように見えますよね。
でも、やがてあなたは下の階について、また上のエスカレーターに乗れば、こんどは向かいの人がみんな下に下がっているように見えますね。
自分の位置から見て、周りがどう見えるかだけの話です。
だれもが上がるときもあるし、下がるときもある。
そのタイミングで、自分だけが下がっているように見えたりするけど、実はみんなおんなじです。
下がっているときに無理に上がろう、根性で何とかしようというのではなく、下がっているときにやるべきことがあります。
下がっている波のときは、力を蓄えるときです。
待つことも、休むことも、次に力を発揮するためには必要なことです。
野菜の種まきの時期が決まっているように、あなたが芽を出し、伸びるためにも、時期とタイミングがあります。
焦んなくても大丈夫。今すべきことをやっていきましょう。